投げた恋ボール
私は公園を後にした。




拓馬が気づいてくれることを信じて、


砂にメッセージを残して。



『キミの笑顔が好きです。 byR.S』




と・・・。





拓馬に気づかれなくても。

たとえ間違ったやり方でも。




伝えたかったこの言葉。


これが私の気持ち。



こうして球児の夏は終わってしまった。




< 85 / 147 >

この作品をシェア

pagetop