投げた恋ボール
ここは素直に“高所恐怖症”と暴露するしかないよね・・・。


「だって・・・。その、、、高い所怖いんだもんッ!!」


うわッ!!
今、明らかに『はッ?』みたいな顔したよね。

自分のプライドにかけて、言わなきゃよかった。



「だったらこうすれば怖くないだろ!!落ちるときは俺も一緒だし。ってかまず落ちるわけねーけどな(笑)」


へッ!?
いや・・・。
あの、、、

この状態はいったい・・・??


右手が温かいのですが・・・。
気のせいでしょうか・・・?


私の思考回路は完全にストップ。



「ほら!!すげーだろ。」

「へッ・・・。ほぇ??」



わーーーーーーーーー!!!!!
私、拓馬と手を繋いでる・・・!!!!!



なんで!?!?!?






((パッ))









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