君に会いたくて…
そして、朝の楽しい会話は終わり。


      _授業_

先生「ここ分かる奴ーいるか?」


誰も手を挙げない。
はっきり言って此処は進学校。
難しい問題ばかり・・・と皆は思っているだろう。


「はいっ!私、分かります」

「解いてみろ」

「はい」


私は違う。
こんなの簡単。
皆の頭は可笑しいんじゃない?って思う。



スラスラと書き進める私を皆は見つめる。
魁人も・・・。


「正解!さすが橋木だ!」

「ありがとうございますっ」

私はペコッと軽くお辞儀をする。
先生にもお気に入りの存在だから・・・。



学校では気を抜く事はできない。
はっきり言うと疲れる。


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