*":'+;".*紅の秘密*.";+:"*
拓は気づいていたが
【美男美女が医師に無理矢理帰ってもいいようにさせてる】
という噂が瞬く間に広がり、野次馬ができていた。
…その事に当の本人は気づいていないのだが。
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『あー、懐かしい』
覚えていないけど、どことなく懐かしい。
少し目が輝くのが分かった。
「ー…なぁ、アレ覚えてないか」
ふと拓が指さしたのは小さな汚い字で
“ひみっきさ”
とかいてあった。
『うーん……あっ、アレ書いたの拓だ』
【ひみつきち】って書こうとしたら【ひみっきさ】
ってなったんだ