*":'+;".*紅の秘密*.";+:"*



拓は気づいていたが


【美男美女が医師に無理矢理帰ってもいいようにさせてる】


という噂が瞬く間に広がり、野次馬ができていた。


…その事に当の本人は気づいていないのだが。




*+/".:"**":."\+*



『あー、懐かしい』


覚えていないけど、どことなく懐かしい。


少し目が輝くのが分かった。


「ー…なぁ、アレ覚えてないか」


ふと拓が指さしたのは小さな汚い字で


“ひみっきさ”


とかいてあった。


『うーん……あっ、アレ書いたの拓だ』


【ひみつきち】って書こうとしたら【ひみっきさ】

ってなったんだ

< 8 / 31 >

この作品をシェア

pagetop