男子校ですがなにか?





足には自信があるが体力にはない


「レーイー!」

「なんだよリョウ!俺のことはほっとけよ!」

「そうはいくかバカッ!」


まだ多分2分位しか経ってない

なのにやばい、もう息切れてきた

あいつの体力は底無しか!



「おっ、リョウ疲れたか?」


もうレイはランニングになっている

うわぁ、ムカつくー


でもおれの体力が回復するわけもなく…



ビターンッ

足がもつれて床にダイブした


…はぁ、体力ないなぁおれ

「いっつー…。おでこ擦りむいた」

おれは傷口を撫でるように触る


「ッ…!」

既に逃げたと思ってたレイが心配そうにおれを見ている

…そしてあわてふためいている



…ったく、優しいんだから




だからレイのことは嫌いになれないんだよな














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