恐るべし隣の山田メガネ君
「黙れ、山田メガネ健人。」
調子こいてる山田メガネに早速文句を垂れてやる。
そんな私を見て、なぜだかリヒト君がア然ボー然としていた。
「オレ…ケントに悪態つく女初めて見た。」
えーえーそうでしょうとも…って、え?
『オレも女に悪態つかれたのコイツが初めてだ。』
あぁん?んだとコラ!腐女子は悪態つかないとでも思ってんのかコノヤロー!
私はね二次元のBLにしか興味無かったんだよ!だけど、アンタらがちょっとばかし美しいから、ちょびっと妄想しちまっただけだ。
本当はリアルより、BLマンガの方が100万倍萌えるっつーの!
「気の迷いだ、許せ。」
なんて心にもない事を言ってみる。
だけど、これかも妄想は止めません!
だって妄想は自由だもの!!
なのに、コイツらは…
メガネ&リヒトは、私に向かって
『「面白れー女。」』
そう言って、心底楽しそうに笑い合っていた。
「……っ!!!」
メガネ&リヒト…
笑った顔も、
萌えっ!!!!!!