恐るべし隣の山田メガネ君
眉を寄せる山田メガネ。
『それならオマエだってマイノリティーだろうがよ、腐女子で人のアナル想像してるヤツなんて早々いねぇぞ。』
バカかっ!
いい加減ケツの穴思考から離れろや!!!
「腐女子イコールアナルだと思うなっ!死ねっ!」
何で山田メガネなんかと尻の穴の話なんかしなくちゃいけないのだろうか…。
バカじゃんアタシ。
バカじゃん山田メガネ!
『ほんっと、良くしゃべる女だな。』
呆れる私とは対照的に楽しそうにニヤニヤ笑う山田メガネ。
私が不機嫌にブチ切れてしゃべればしゃべる程、楽しそうに上機嫌になっていく山田メガネ。
…変態か!?
「何ニヤついてんのよ…。」
『いや、オレに尻の穴の話して来る女なんて、オマエが初めてだなぁと思って。』
オメーが言い出したんだろうが!好きで尻の穴の話なんかしてないわ!
「アンタが言わせてんでしょうが。」
濡れ衣も甚だしい。
『オレが言わせてたとしても、恥じらいなく尻の穴の話なんかして来んのはオマエだけだろ。』
あーそーですか。
普通は「キャッ!恥ずかしい!止めてっ!」とか言うとでも??
「すいませんね恥じらいも無くて!」
今時尻の穴ぐらいで慌てないっつーの女子コーセーは!
『ブフッ!いや、別にいい。オマエはそれが自然なんだろ?』
オイオイ噴き出し笑いは失礼だろーが。