.*Starlit Sky*.
RUINA
鏡を覗き込む。
肩より少し長い髪。
パッチリ二重の眼。
ちょっと厚めの唇。
冴えない顔の僕が
写ってた。
「冴えないな…」
ぼそっと呟いたけど
すぐに服を着替えて
出掛ける準備をして
玄関に走った。
今日は男友達と遊び
に行く日だった。
サイトで知り合った
1つ年上の男。
ミニメから始まり、
直メをしだして今日
初めて会うのだ。
写メは交換したけど
まぁまぁ…。
好みではなかった。
でも男の子と遊んで
みたいって気持ちが
強かったから大して
気にならなかった。
家を出て近くの駅に
向かった。
駅に着くとちょうど
汽車が来た。
「ジャストぢゃん」
急いで切符を買って
汽車に乗り込むと、
今日会う男からMail
が来た。
<俺、待ち合わせ場所
着いたけど~?>
早っっっ
<もうすぐ着くから
ちょっと待ってて
(・ω・`)>
<了解!コンビニ前で
待ってるから!>
Mailをしてるうちに
汽車は目的の駅まで
到着していた。