声の届く場所。
「あ、駄目だよ!」


羽衣ちゃんが、珍しく声を


少し荒げた。 そして、


「おばさんが、これ着て初詣に行っておいでって」


ばさっと、和風な着物を床に置いた。


「って、あー、やばい。 ごめん、
他の人と行かなきゃになっちゃった!」


羽衣ちゃんが、携帯を確認して言った。


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