声の届く場所。
「やっぱりさ、始業式とかって直ぐ
帰れて良いよねー」


下駄箱で、上履きを脱ぎかけながら、


羽衣ちゃんが言った。


「あ、そうだ。 陽汰が今日家に来るんだけど。
怜ちゃんと山田君とやらもどう?」


また、ゲームクリアしてもらうのかな。


そう思いながらも、

「行くー」


と言った。
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