声の届く場所。
「あー。 あたし頑張った。
よし、購買で飲み物でも買ってくるよ!
怜ちゃんと山田君とやら。 何が良い?」



「・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・烏龍茶」


「えっ、あ、えーと。 購買部って、ここの
棟から一番遠い棟に有るんだよ?」


そこまで行ってもらうのは、何か申し訳ない


気がする。


「いやー、良いの良いの。 さ、何が
良い?」


「あ、じゃあ、バナナオレで」


「了解。 あ、お金は陽汰持ちだから。
ほら、行くよー」


「はあ~? 遠くまで歩くの面倒」


あ、そこなんだ。
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