声の届く場所。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・飲み物」



・・・飲み物?


「が、どうし」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・買ってくるから」


「あ、うん」


私が頷くと、すたすたっと外に出て行った。



私も少し休憩しようかなあ―――・・と、


教科書を閉じる。  ついで、目も閉じる。


「ほんとにこんなとこ漫画あんのー?」


「古いのとか有りそーじゃん」


急に誰かの話し声がして、目を開ける。



< 214 / 315 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop