声の届く場所。
そんなあ。


何か、なんて言うんだろう。


心か頭のどちらかのどっかで、


拒絶反応が出てる。


・・・・・・これを、生理的に無理って言うのかも。


「おぉーい、戸田さん?」


急かすように呼ばれ、仕方なく重い口を開く。


「れ・・」











ガタンっ。


名前を言いかけた時に、また。


山田君は立ちあがった。
< 222 / 315 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop