声の届く場所。

血って争えないんだね。

「グループ戦? 個人戦?」


コントローラーをいじっている羽衣ちゃんが


聞いてきた。


「姉ちゃん、グループ戦で良いじゃん」


「えー、だと、二人三人になっちゃうじゃん」


「じゃあ、俺と修哉でやろーぜー」


「俺陽汰となら良いよ!」


「よし決まり!」


がんばるぞー、とガッツポーズを


決めてる羽衣ちゃん。


私も、出来るだけ頑張らなきゃ。


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