声の届く場所。
「・・あっ、すごーい!」


「だよね、凄いよね! えー、多分
バニラと苺と抹茶とコーヒーのロールケーキかな?」


得意そうな顔で、羽衣ちゃんがロールケーキを


指差して行きながら味を予想していった。


「へえ、羽衣ちゃん全問正解だよ」


「わー、あたし天才ー?」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・阿呆」


「ある意味での天才?」


山田君と岡原君が、同時に言った。


「二人とも、酷いよ~・・?」





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