声の届く場所。
入り口傍の自動販売機に、


山田君親子が陣取って(?)


楽しそーに飲み物を買っていた。


「あ、戸田さん、このお茶あげる!」


「え!? 良いんですかっ?」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・ハズレシール付きのペットボトルで
良いなら」


「・・山田君の今の台詞、結構嫌味だよね」


思ったことを素直に言うと、


『そんな事ない』 と言われてしまった。
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