声の届く場所。

あれ・・何ということでしょう。

「さぁ、三人で仲良く
帰りましょう♪」


ルンルン、と鼻歌が聞えそうなくらい


ご機嫌な山田君のお母さんは、


意外と速めなスピードで


歩き出した。



「明! 遅いわよ!」


二、三歩後ろを歩く山田君を振り返って、


不満そうに言った山田君のお母さん。
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