悪魔なキミと愛契約
「フンっ!!
やれるもんならやってみろっ!!
おまえが凄んだって全っ然怖くないんだからな!!」
私が言うと、ルカは肩を震わせながら椅子から立ち上がった。
私はサッとシキの後ろにさがる。
「どうした?
こちらへ来い。今から楽しもうではないか」
なにをっ!?
ジリジリ距離を縮めてくるルカ。
私はシキを盾にし『こっちに来るなっ!!』と、精一杯叫んだ。
「やってみろと言ったのは貴様ではないか」
「言ったけど……言ったけどっ!!」
「言ったけどなんだ」
「言ったけど……
おまえの、その“楽しむ”って何だ!!」
私がビシっとルカに向けた人差し指をブンブンと振ると
その度に、シキの体が大きくグランと揺れた。