悪魔なキミと愛契約
ルカの思い出
「はーい、おっはよーー!!」
バンっ!! とルカの部屋のドアを開け全てのカーテンを開けていく。
「見ろ、ルカ。
今日めっちゃいい天気だぞ。
ピクニック日和だ!!」
ルカのベッドの傍に立ちながら大声で言うと、ルカは重そうに体を動かし微かに手を枕の下に入れた。
ヒュン――っ!!
私目掛けて飛んできたのは、ルカの枕。
それを見事キャッチした私。
フンっ!!
何度も同じ手に引っ掛かるかよ!!
おまえの寝起きが悪いことくらい、この前で学んでるわ!!
私は、キャッチした枕を今度はルカ目掛けて投げ返した。
それを、見てもいないのに右手で払ったルカ。
おお……
やるじゃん……
「貴様、時間を考えて動け」