悪魔なキミと愛契約


失敗に終わったピクニック。


ルカは確実に避けてる。


思い出に触れることを。


ルカの口から出た言葉は、本心じゃない。


ルカ。

おまえ、最近私の血を吸おうとしないよな。


おまえにしつこく構う私に腹が立つなら、とっとと血を吸って人間界に帰せばいい。


それをしないのはどうして?


私は、おまえの教育係としてここに来たけど

今では、そんなものどうでもよくなった。


私は、純粋におまえのことを知りたい。


おまえの本心を聞いてみたい。


力になりたいし

支えてやりたい。


ルカ――…


ひとりで抱える必要、ないんだからな。




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