悪魔なキミと愛契約
奴隷サラ
「サラ様っ!!
なぜ、あのような事をっ!?」
パーティーが始まる少しの間、ヘイリとセドリックに部屋から出ていってもらい、3人だけにしてもらった。
私は元々ルカの教育係として人間界からやって来たけど
それも一度保留。
優先順位が変わった。
今は、ルカを守るため
ルカに関わる全ての人を守るため、魔界へ残り状況を変えてやる。
これからどう動けるかわからないが、私の全てを賭けて全力で動いてやろうじゃんか。
「ヘイリ様にお仕えするのは、私でもよかったはずです。
サラ様、なぜこんな無茶を!!」
シキは、まだ今なら間に合うと、私を元の世界へ戻そうとしている。
だけど――…
「シキ、ありがとう。
でも、これは多分私じゃなきゃダメなんだ」