悪魔なキミと愛契約
パーティー終了後。
私はセドリックに引きずられ、地下の牢獄に入れられた。
投げ捨てられた体。
固い石に体を打ちつけ、全身に痛みが走った。
「いったいなっ!!
なにするんだっ!!」
私の声が、石造りの牢獄に響いた。
セドリックは、私の大声に眉ひとつ動かすことなく無表情で牢屋のカギを閉めた。
「奴隷はすぐに逃げるからな。
必要なとき以外は、ここで過ごしてもらう」
「なに?
どういう意味だ」
「ここがおまえの部屋だと言っているのだ」
ここが、部屋?
これからずっと、この薄気味わるいところで生活しろというのか?
フンっ!!
まぁ、奴隷には最も相応しい部屋だな。