悪魔なキミと愛契約


ヘイリの瞳が、近づいてくる。


どんどん近づいて……


いや

違うっ!!!!


近づいてるのは、私の体の方だ。


軽く浮いた体。


吸い込まれる――ッ!!!!


歯を食いしばってグッと目を閉じた時には、もうヘイリの瞳に吸い込まれていた。







一体……

何が起こったんだ?


徐々に、体に体重が戻ってくる。


自分の足で、きちんと立っている感覚もある。


私は、恐る恐る、目を開けてみた。




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