悪魔なキミと愛契約
私のご主人様は、とても心優しいお方だ。
私の仕事がスムーズに進むよう、ルカを連れてきて下さるそうだ。
初めての仕事で、緊張する。
ヘイリ様の期待に応えられるだろうか。
コンコン――。
ヘイリ様の部屋のドアがノックされた。
私はヘイリ様が座る椅子の隣に立ち、ドアの方へ目を向けた。
ドックン――…
ルカだ……
顔を見ただけで鼓動が高鳴った。
早く殺したい。
早く、ルカの血を浴びたい……