悪魔なキミと愛契約
「……くっ」
ルカの口からも血が流れている。
苦しさに顔を歪め、必死で呼吸をしていた。
「ルカっ!!
どうしよう!!
ごめん、ごめんっ!!」
私は泣き叫びながらルカのお腹の傷口を押えた。
ルカに刺さった剣は、いつの間にか消えていた。
ドクドクと流れ続ける血。
次第にルカの意識が薄れていく。
私……
なんてことを……
「ルカっ!!
目を開けてっ!!
お願いっ!! 誰かっ!!
誰か助けてっ!!」
ゴロン。
私の手に当たったもの。