悪魔なキミと愛契約
……え?
私が?
そうしたいけど、私にできる?
本当に?
「自信を持って大丈夫よ。
私が保証するから」
「私に、できますか?」
「絶対にできるわ。
だって、あなた、私の若い頃にそっくりだもの」
「……え?」
「私がフランに体当たりしてた頃とね。
だから、大丈夫。
あなたに、期待しているわ。またあの子と、他愛無い会話をしたいわ……」
チヅルさん……
そうだよね。
親子なのに、ルカはチヅルさんに心を閉ざしているんだよね。
私に、できる……
うん、できる。
やってみせる。
ルカにも
チヅルさんにも。
そして
フランさんにも、笑ってもらいたい。