悪魔なキミと愛契約
……ん?
あれ……?
やけに静かだな……
恐る恐る目を開ける。
って、おいっ!!!!
なに寝てんだよっ!!
普通にベッドに横になってんじゃねーよ!!
気ぃ失うなら、最初から体起こすなよっ!!
「……この野郎。
寿命縮まったじゃんか」
私は、ベッドで寝息を立てるルカを見下し呟いた。
乱れた布団を整え、ルカの肩まで掛けてあげる。
「ってか、途中で気を失うとか相当ヤバいんじゃないの?」
誰も答えてくれる人がいない部屋に、私の小さな声が妙に響いた。
時々、体をピクリと動かすルカ。
眉間にシワを寄せ、苦しそうに唸る。
「……嫌な夢でも見てんのかな」