⌘ヴァンパイア学園⌘


「私をどうするつもりなのっ??」
「お姫様がいるべきところにかえすのさ」
「どういうこと……?」


もう、いやだよ…
この人なんなの……?
わけわかんないよ…


「お姫様って言われて思いつく場所は?」
「…お城……? もしかしてっ」
「わかってくれたかな? そう、僕達アンドールは君をお城へかえすためにやってきたっ! 別に、敵じゃないんだよ?」


敵じゃない…
そんなこといわれたって、信じられる訳ない。


でも一つわかったのは、このままいたらお城がある…
別の場所へつれてかれるってこと。


なんとしてでも、ここからでないとっ!
隼斗も華雷も待ってる……


「で、ついてきてくれる気になったかな?」
「なるわけないでしょっ!!」


私はもう一度立ち上がろうとしてみた。


だけどまた、激痛が邪魔をした。


どうすればいい?
どうしたらいい?
何とかここからでられる方法を思いつかなきゃ…
ううん、その前に移動の方法を考えなきゃ…


そんなことを考えていたときだった。


"ガシャン"


天井から鳥籠のようなものが降ってきて私はその中に閉じ込められてしまった。


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