⌘ヴァンパイア学園⌘
おさらいしているうちに、学校にたどり着いた。
そして、生徒会室にすぐさま向かう。
今日も隼人はやっぱりきてないんだろうなぁー?
あれ、でも靴が玄関になかったような…
うーん?
そう思いながら、扉を開けると、
「副会長、遅かったな」
そう言って会長様…隼人に迎え入れられた。
「え、嘘…隼人がもういる」
「そんなに驚くことかよぉ」
「だって、今まであんなに遅刻ばっかりしてたのに…」
なにこの成長っぷりは!
私がいない間にずいぶんたくましくなっちゃったみたいで!
「俺、今度はちゃんと守るから、安心しろよ」
そう言って笑った。
反則だ…
そんな風に笑って…
「バカ…早く学校に来れるようになったくらいで調子乗らないでよねっ」
ただの照れ隠しなんだけどねっ。