⌘ヴァンパイア学園⌘
はぁ~。
こうなったら、とにかくついてくしかないわね。
でも、ホントにどこいくんだろ~??
そう思っていると、私は隼人に手を握られていた。
「えっ……?!」
私の顔は熱くなり始める。
「はぐれたら困るだろ♪」
笑顔でそう言った隼人。
私は全身熱くなるのを感じた。
おかしいよ……。
だって、この道人通りないもん……。
はぐれたりしないよ?
「ねぇ?」
「なに?」
「手、繋ぐのやめよ! 恥ずかしいよ///」
そう言うと、逆に私を握る手に力が入った。
そして……
"ギュッ"
抱きしめられていた。
「は、隼人///」
「俺の顔見て?」
隼人は命令口調でそう言う。
でも……
無理だよ~!
見れないよ~!
たぶん私の顔は真っ赤だよ?
恥ずかしいよ~!
「早く」
隼人が耳元でつぶやいた。