僕の彼女は幽霊で

昇降口で、
上靴から外靴に履き替えて、
昇降口から外に出た。

君はもう先に出て、
俺を待ってる。

一方俺は、
まだ靴をちゃんと履いてない。

また君を待たせてしまう。
しゃがんで靴のかかとを直しながら、
なんだか申し訳ないと思った。

靴をちゃんと履いてから立ち上がって、
君のほうを向いて、
「ごねんね。遅くて。」
って言った。





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