普通な感じ。
「まじやべぇっぇぇぇーーーー」

「どした、優」

「美術の絵ここの棚に入れとったのに消えたーー」

「まじで?やばくね?そろそろ提出期限じゃん」

「探してくるーー全身全霊をかけて」


今は美術の授業中。

なぜか、あたしの作品を無くしてしまったようだ。



探してるのに見つかんない、、、


やべぇー、、、。 あーーあーー。


席ついとこー、軽くへこむ、てかめっちゃへこむけど

普通に友達と笑って話してた。



「なんかあったの?」


いきなり拓に言われた。


「なんで?」

「なんか元気ない気がして」

「実はねー絵を無くしたんだよー」

「まじで?探そーよ」

「いいよ、見つかんないし」

「ほんとに?手伝うよ?」

「大丈夫、ありがと」

「そっかー」



あたしがこのとき落ち込んでたのを気づいたのは拓だけだった。



そこから段々、拓のこと気になり始めた。
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