あめ。
―2時間後―



「ん〜…起きるかな…」



起き上がりながら、ケータイの時計を見た。




「うわっ…2時間も寝てしまった…起きるか…。」




嫌々ながらも、寝癖の付いた髪を直し、制服に着替え学校に行く準備をした。





(はぁ〜…学校なんか行きたくない…どうせ行ったって、つまんないし…)




るなは学校に行きたくない理由があった。







―ある日の事―…




私は、クラスの女子から苛められ孤立してしまった。




朝、教室に入るといつもとは違うクラスの雰囲気に私はすぐに察した。



女子達から、苛めを受けているのだと。




何故女子達が急に冷たくなったのか、その時はまだ理由が分からなかった。




今まで普通に話をしていた、友達も挨拶をしても顔も合わせない。




私は、様子がおかしいと思いながらも、そのまま自分の席に座った。




そこに一人の女子が近寄ってきた。




「お前さ、調子のんなよ。まじウザイんだけど…」




急にそんな言葉を言われ何が起きているのか、さっぱり分からなかった。





それから私はクラスの女子から無視され続け、とうとう学校に行くのが嫌になってしまった。




――――――――…





「はぁ…行きたくないな…」





そう言いながらも靴を履き玄関の扉の鍵をしめた。



< 2 / 29 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop