あめ。
玄関を出て学校に向かおうと少し歩いたところに、見覚えのある人物が立っていた。



それは、まさしく勇摩だった。




る(なっ…あいつ!!あんなところで何やってんのよ!!)



すると、こちらに気付いた勇摩は手を挙げながら向かってきた。




勇「おはよー!!迎えに来たよー!!」



る「なっ…あたし迎えに来いなんて言ってないし!!」




勇「いいじゃーん、それじゃぁ行こう!!」




る「ちょっ…」



私の言葉を遮るように、手を引っ張りながら歩き出したのだった。




< 21 / 29 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop