あめ。
コツッ……コツッ……




泥棒だと思われる足音が聞こえる……。どうやらさっきの音の原因を調べているみたいだ。




どうやら、下の部屋では怪しいところがなかったらしく泥棒は2階に上がってきたようだ。




コツッ……コツッ……コツッ………




泥「何処にいるのかなぁ……?怖くないから出ておいで…?おじさんは優しい人だよ…?」




どうやら、優しそうな声で呼びかけで出てくるよう促しているようだ……。




る(全……然……優しそ………うじゃ………ないよ………怖さしか……ないよ………そんなん………で………出て行く………わけ………ないでしょぉ〜………てか………優しい………人が………泥棒なんて………しないよぉ〜………)




私は恐怖で怯えながらも、心の中でツッコミをいれてしまった。




コツッ……コツッ……コツッ……




足音がだんだん近付いてくる。2階の部屋というあらゆる部屋を徹底的に調べているようだ。




キィ…

ついに、私の部屋まで来てしまったようだ。




る(………ツ…)




私は息の音が聞こえないよう口に手を覆い息を潜ませた。




すると、泥棒は何やら変態発言をブツブツ呟き始めた……。




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