学園恋愛


やっと落ち着いてきたころに
外は真っ暗だった


「ご、ごめん・・・」



私は漣からそっと離れた



「そろそろだな…」


・・・なにが?



「俺たちは幼いころ
よく遊んでたんだ・・・



うちの親と友梨の親は
会社として手を組んでいた


もちろん、お互い友達でもあったが
協力して会社を発展させたいといって


手を結ぶことになったんだ



お前、今何の夢を見てた?」



「えっと・・・白い噴水の前で
私と漣・・・が遊んでた」



確かに私が呼んだ名前は漣だった

それに飯田さんだって


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