Love Hunter☆ラブ ハンター





「あたし的、こっちの方が好み」


笑みを零すと、男達は怒りを切らした様に、金属バットやら、パイプを取り出した。


麗は、捕えてる男の足を蹴り、手を放した。
男は宙を一回転し、下に落ちる。


「う゛っ…」


麗は気にせず、呆れたようにあたしを見た。

「…お前、勝手に出んじゃねぇよ」

「ごめん、ごめん。だって、血が騒いじゃって…」


手を合わせるあたしに、大きな溜息をもらす麗。


そう。
男の手を捕えたのは、麗。


「お前なぁ。仕事好きなのはいいけど、もうちょっと頭を使える人間になれよ…」


は、始まった。
麗の説教。

麗は、あたしのお兄ちゃん的?

いや。お父さん的存在。





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