Love Hunter☆ラブ ハンター
黒幕
その時、回線がつながった。
『こちら矢部。神埼さん、緒方さん、無事ですか?』
その声に我になった麗。
慌てて、回線をつなぐ。
「こちら緒方。2人無事。人質も確保し…」
麗が状況を確保してる間、あたしは男達に向かって歩き出す。
「じょーちゃん、綺麗だねぇ」
「俺らを見逃してくんね?」
「なぁ、寝てやるよ」
「俺、君の事好きだよ?」
通りで、女が付いて行くワケだ。
こんな顔で、こんな台詞。
誰でもクラクラする事だろう。
でも。
「ごめんなさい。アンタらなんかに興味はない」