Love Hunter☆ラブ ハンター
男はそれ程、電流が利いてるのか、震えていた。
そんな男に、笑いが零れる。
「もう、アンタらしっかりしなよ! これでも男だろ?」
男の手を掴み、立ち上がらせる。
「っ…こ…こんな女にっ……」
「なに? こんな女でスミマセンね!」
男を肩に担ぎ、トラックまで歩く。
「麗の電撃受けて、どうだった?」
「……くっ…クソ…たまんねっ…」
そう言い、初めてちゃんと笑った男。
あたしは男の頭を、クシャっと撫でた。
「笑えるじゃん」
あたしが笑うと、男は何故か顔を赤くした。
高木連がその様子を見、
「……変な女」
そう呟いていた事も知らずに。