Love Hunter☆ラブ ハンター
男をトラックまで運び、他の男に手を差し出す。
こうやってる中で、ホントはいい奴らなんだ、と気付いた。
この作業が終わり、丁度1時間。
あたし達を迎える車が来た。
麗が先に乗り込み、あたしも乗ろうとした時、足を止めた。
「あ、スグ来る! ちょっと待ってて!」
「え? あ、おう」
不思議そうな顔をしてる麗を置き、再び倉庫に戻った。
そして、あたしの予感は的中した。
「…まだいたの?」
イスに座り、何かを思いつめた様な男を見る。
あたしは男に近づく。
倉庫に、あたしのブラックブーツのヒールの音が響き渡る。
男の前まで来た時、笑みが零れた。
「…寂しいんでしょ?」
「あ?」
「あたしが仲間になってやろーか?」
「……んな冗談、いらねぇよ」