Love Hunter☆ラブ ハンター
「心配させないでよ。じゃあね」
『あぁ』
回線を切った後、じゃあ爆発を踏んだ人は誰?と不思議な気持ちが頭を過った。
もしかしてっ…。
人質がやられてるんじゃ…!
音のなる方へ、走りだす。
その時だった。
後ろから、足音が。
アメリカ人ったら!
一体、何人いるの⁉?
角を曲がり、待ち伏せした所、足音が近づいてくる。
別に急いでる様子もなく、歩いてるテンポ。
呑気なアメリカ人ね。
日本人で言えば、まるで、高木連みたい。
なんて思いつつ、拳を握った瞬間、
「よぉ」
「へ…?」
驚き過ぎて、目を見開いてしまった。