Love Hunter☆ラブ ハンター
力を全て連に注いでしまったあたし。
体を起こす事なんて。
目を開ける事なんて。
声を発する事なんて。
全て、失ったんだ。
でも、連の声が、何故か耳に届いた。
「おい! 起きろよ!」
「…れ……ん…」
大きな手にあたしの手が握られ、体が浮かんだような気がした。
そして、
「…オメェの方がバカじゃねぇか」
優しくて、甘い。
連の声を後に、意識を飛ばしたんだ。
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