Love Hunter☆ラブ ハンター
「あ、彼氏さんのお目覚めですね。じゃ、邪魔ものは消えます」
「え? あ、違っ…」
「……お前。目覚めたのか!」
「う、うん」
すると、溜息を吐いた連。
でもその顔は、安堵に満ちていた。
「…心配かかせんじゃねぇよ」
あたしの頭をクシャっと撫でた連。
そんなあたし達に、矢部は頭を下げて出て行った。
か、完璧勘違いされてる…。
でも、まぁ。
後で誤解を解けばいいか。
それより。
「……連、ありがと」
「んだよ。んな弱っちぃ格好しやがってよ」
連は照れてるのか、顔を逸らした。
そんな連に、笑みが零れた。
「……お前、正真正銘のバカだな」
「は? なんで??」
すると、あたしを見、口角を上げた連。