BEST FRIEND
ハルは気持ちを抑えきれず夏海に抱きついた。
「お、おい!」
夏海は動揺してたけど、ハルはそんな事構わず声を出した。
「私も夏海がいい!」
一度は諦めた恋。
決して叶わないと思ったから違う人を好きになろうとした。でも、私の心はずっと夏海が好きって言ってたんだ。
「ホントに私が好きなんだよね?」
「ああ。ハルだけが好きだ」
「うん!」
冬の冷たい風が二人にも吹き付けたけど寒くなかった。
夏海の全てが嬉しくて、私達はしばらく抱き合った。
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