BEST FRIEND
お昼を食べ終えてハル逹はさっそくアトラクションを回った。
朝から来ていたお客さん逹は休憩がてらお昼を食べ始めたみたいで、結構空いていた。
ジェットコースターやコーヒーカップにバイキング。絶叫系と呼ばれる乗り物にほとんど乗り、ジェットコースターは三種類ぐらいあったのでそれも全部乗った。
「ねー次はあれ乗ろう!」
久しぶりの遊園地でテンションが上がったハルは次々に乗って行ったが、いきなり冬馬がベンチに座り込んだ。
「ちょ、タンマ…。ちょっと休憩させて…」
「えー」
まだまだ乗りたいものあるのに。でも冬馬がこれくらいでダウンするなんて珍しい。いつもなら一番張り切ってるのに。と、その理由を夏海が聞いた。
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