BEST FRIEND
夏海は景色から目を離し、ハルの隣に腰を下ろした。
「私がからかったりしたから、ハルもムキになってあんな事しちゃったんだろ?ホントごめん」
「あ、いや、私もごめん…」
私の想いに気付いていないみたいで良かった。これで少しはハルの心も落ち着く。
と、夏海も言いたい事が言えて安心したのか、笑顔を浮かべてフェンスに背中を預けた。
「ハルのファーストキス奪っちゃったなー」
「な、何言ってんの!?」
奪ったのは私だし。
「はは。ごめんな、相手が私で」
「……」
それは謝る事じゃないよ。相手が夏海だから私はキス出来たんだと思う。
「いつかハルにも素敵な恋人が出来るよ。そん時に本当のキスしてもらえ」
「私がからかったりしたから、ハルもムキになってあんな事しちゃったんだろ?ホントごめん」
「あ、いや、私もごめん…」
私の想いに気付いていないみたいで良かった。これで少しはハルの心も落ち着く。
と、夏海も言いたい事が言えて安心したのか、笑顔を浮かべてフェンスに背中を預けた。
「ハルのファーストキス奪っちゃったなー」
「な、何言ってんの!?」
奪ったのは私だし。
「はは。ごめんな、相手が私で」
「……」
それは謝る事じゃないよ。相手が夏海だから私はキス出来たんだと思う。
「いつかハルにも素敵な恋人が出来るよ。そん時に本当のキスしてもらえ」