BEST FRIEND
ハルは冬馬が来てくれた事に少し安心した。
「今日は来ないんじゃなかったのか?」
「抜け出して来たー」
また楽観者は簡単に言う。
「いいのかよ」
夏海のツッコミに冬馬はお昼ご飯のパンの袋を開けながら答える。
「だってさー、誰も入ってくれないんだよ。あ、でも一人だけ入ってくれた。ほら、廊下でぶつかった一年生覚えてる?あの子」
黒髪の目が大きな、確か夢野さん。
「へー、運動部には向いてない気がするけどなー」
夏海の言う通り夢野さんは色白でそんなに背も高くなくて、運動部というより吹奏楽部でフルートとか吹いてそうなイメージがある。華奢な体つきだから、練習の厳しいソフト部には向いてないんじゃないかな。
「でも頑張りますって言ってたよ」
「良かったね。後輩が出来て」
「冬馬のが後輩っぽいけどな」
「うるさーい」
後輩が出来れば冬馬もしっかりするだろう。
頑張ってね、先輩。
「今日は来ないんじゃなかったのか?」
「抜け出して来たー」
また楽観者は簡単に言う。
「いいのかよ」
夏海のツッコミに冬馬はお昼ご飯のパンの袋を開けながら答える。
「だってさー、誰も入ってくれないんだよ。あ、でも一人だけ入ってくれた。ほら、廊下でぶつかった一年生覚えてる?あの子」
黒髪の目が大きな、確か夢野さん。
「へー、運動部には向いてない気がするけどなー」
夏海の言う通り夢野さんは色白でそんなに背も高くなくて、運動部というより吹奏楽部でフルートとか吹いてそうなイメージがある。華奢な体つきだから、練習の厳しいソフト部には向いてないんじゃないかな。
「でも頑張りますって言ってたよ」
「良かったね。後輩が出来て」
「冬馬のが後輩っぽいけどな」
「うるさーい」
後輩が出来れば冬馬もしっかりするだろう。
頑張ってね、先輩。