友達。

Friend sip

俺は夕田郁。（ﾕﾀﾞ　ｶｵﾙ）
女みたいな名前だかん、
よく女に間違われるき・・。

「今日は転校生がくるぞー」
担任の速田（ﾊﾔﾀﾞ）はこの前彼女に振られたらしい。
女なんて嫌いだ。
友達がいい。
友達くらいが丁度ええねん。

「始めまして。遠田かおるです。」
おー、また同じ名前の女や。
かおるって名前は意外とおおいんやな。
男にしては珍しいことだけど。
「かおるちゃんかぁ～」
「夕田郁と同じ名前や～ん」
と意味わからん歓声が飛んでる。
もうかわかられることには慣れよった。
そんで・・もうかおるとゆう女には近づきとおないわ。

「始めまして。これからよろしく。」
遠田は、俺の前の席に着いた。
「―・・よろしゅう」
内心、最悪や・・思うた。

それから1ヶ月。
遠田とは仲良くなれた。
友達や。
友達。
好きなんて恋愛感情はなんもない。
一緒に笑う
一緒に泣く
そんな関係や。

ただ後何ヶ月かしたら
俺はお前に惚れてんのかな。
そんなきがするんだ。

でも今はこの幸せな関係。
友達でええねん。
好きになるときに
「好きや」言えばええねんな。