隣の兄ちゃん
流るる涙と共に
自分が最低なこと考えたら、罰が当たるんだね。
あたしは、自分の気持ちを隠して人のせいにした。
あたしが気をつけたらいいだけだったのに、夜沢さんのせいにして感じの悪い態度をとってしまった。
だから罰が当たった。
その日はいつもと同じように普通に家へ帰った。
どこにも寄らずにまっすぐ帰った。
そしていつもは帰らない父親が帰ってきた。
でもあたしは少し、少し嬉しかった。
だって久しぶりに顔見れたから。
たった1人の父親だから。
なのに――・・・