隣の兄ちゃん



お腹がいっぱいになり、家に帰った。


「柚稀。ちょっと来なさい。大事な話があるから」


そう言われてリビングへ向かった。


「大事な話ってなぁに?」


機嫌がいいあたしに対して、言いづらそうな母親が口を開いた。



「・・・お母さんたちね、離婚するの」


離婚の意味は知ってた。

でも理解するのに時間がかかって。



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